
SRS脱芒設備は、分子ふるい膜を応用した芒硝の除去技術を提供します。
SRS脱芒設備はイオン交換膜電解プラントにおける塩水中に含まれる芒硝を除去する設備です。分子ふるい膜表面に特殊コーティングを施し、芒硝のみを選択的に分離することで高濃度の芒硝を得ることができます。マッドのような産業廃棄物もなく、地球環境対策にも有効な方法の一つでもあります。


SRSユニットを構成している機器はポンプとハウジングのみで、ハウジングの中にエレメントが組み込まれています。膜の分離機能は穴径と多価イオン(SO42-)に対する反発力の組み合わせによって芒硝の分離を行うものです。ハウジング内を供給塩水が通過するにつれて、芒硝が選択的に分離濃縮されていきます。膜を透過した低芒硝濃度の透過塩水は回収塩水として再使用されます。

脱塩素された塩水の一部を分岐しSRSへ供給します。
高芒硝濃度のパージ塩水は排水処理設備へ、透過塩水は溶解槽ラインへと回収されます。
SRSはパージ法に比べて排水量や塩ロスが少なく、バリウム法のようなマッド処理も不要なため、ランニングコストを大幅に低減できます。
| 項目 | 単価 | BaCl2法 | パージ法 | SRS |
|---|---|---|---|---|
| 原塩 | 6yen/kg | - | 566.3 | 40.6 |
| BaCl2-2H2O | 50yen/kg | 259.2 | - | - |
| 工業用水 | 30yen/m3 | - | 9.8 | 1 |
| 電力 | 9yen/kwh | - | - | 20.4 |
| マッド処理 | 12,000yen/ton | 178.3 | - | - |
| 変動費計 | 437.5 | 576.1 | 62 | |
SRS(Sulphate Removal System)脱芒設備は、カナダの Aker Chemetics 社の製品であり、日本においてはクロリンエンジニアズが販売・技術サービスを行なっています。