エネルギー事情は、環境問題、省エネルギーの観点から今後益々重要課題となってきます。当社は、余剰電力の活用としての水素発生装置や閉鎖空間における生命維持、酸素供給源として酸素発生装置を純水の水電解法により提供しております。ゼロギャップ構造と高性能膜を用い高純度の水素、酸素を発生することが可能です。
有機物の合成、製造に電気化学的手法を応用することを有機電解といいます。有機電解は環境汚染の心配がなく、省エネルギープロセスとして注目されています。有機電解の例として当社の有するイオン交換膜電解の技術を応用したTMAH(Tetra Methyl Ammonium Hydroxide)の製造があります。これは原料であるTMA塩を電気分解し、半導体分野で使用できる高純度のTMAHを製造する方法です。
塩水中の不純物の内、芒硝を選択的に除去する技術としては、イオン交換体を用いて化学的に吸着脱着する方法と限外ろ過膜を用いて物理的に分離除去する方法があります。化学的な方法として、イオン交換体そのものを使用するNDS(New Desulfation System)、イオン交換体を樹脂内に担持して使用するRNDS(Resin type New Desulfation System)があります。物理的な方法として、限外ろ過膜を使用するSRS(Sulphate Removal System)があります。
電解の分野では、消費電力を削減することは大きな課題の一つです。特に、食塩電解では、陰極の水素過電圧は比較的高く無視できません。当社は、その水素過電圧を低減する為に、活性化陰極を単独で研究開発、製造すると共に関連会社、協力会社とも開発を行っています。ニッケル分散メッキ等の湿式法や乾式法の高性能活性化陰極を開発しています。
近年、肥料の散布、し尿、畜産排水などの混入により地下水が硝酸性窒素によって汚染されるケースが増加しており、硝酸性窒素の除去対策の必要性が高まっています。硝酸性窒素を確実に最も経済的に原水より除去するには電気的に硝酸イオンを分離、濃縮する電気透析法が最適です。